Our History
スーンの始まり
私たちスーンが誕生したのは2009年です。早稲田大学平山郁夫ボランティアセンターが2002年にセンター主催のプロジェクトとして、「ラオス学校建設プロジェクト」を立ち上げました。早稲田大学創立125周年記念事業と本プロジェクトの共同成果として、ラオスのチャンパサック郡ノンサ村とノンヴィエン村において、それぞれノンヴィエン小学校とノンサ小学校を完成させました。
私たち学生からのアプローチは、2校目の小学校建設と共に始まりました。西村正雄教授の現地へのスタディーツアーへ参加し、「学校建設をして終わりではなく、継続的に関わりたい。」との熱意を持った伊藤愛が2009年2月にメンバー募集を行い、同年4月から日本での活動が始まりました。
スーンの歴史
9期には図書班を立ち上げ、10期ではノンヴィエン小学校に図書室を、ノンサ小学校には図書コーナーを設置しました。現在、1年に1度と渡航が限られるため、スーンの活動がない時期であっても子どもたちに発想力を育んでほしいという思いがあり実施しました。
渡航ごとに、現地での活動内容が異なるのがスーンの特徴の1つです。その期その期で現地のニーズにあった活動ができるよう、全員が納得いくまでミーティングを重ねています。
2009年夏:スーン初渡航
2013年:初のハード面での支援
(トイレ・水道プロジェクト)
2013年:子どもから村全体へ(アプローチ対象の拡大)
2014年:ノンビエン・ノンサ小学校への図書室開設
2019年:スーン10周年
図書室への本寄贈
2020年:日本からできるプロジェクトの実施
2022年:渡航再開
昨年度(20期)の活動
昨年度20期は、高学年班、低学年班、アクティビティ班の3班体制で活動し、新型コロナウイルスの影響で断念していたラオスへの渡航を再開しました。
高学年班では、手洗いの大切さを再確認する衛生の授業、チャンパサックの世界遺産「ワットプー」の大切さについて考えてもらう世界遺産の授業、ラオスのこれからの自然や社会を考えるきっかけをつくる環境の授業を行いました。
低学年班では、ゴミ問題やリサイクルについて考えてもらう社会の授業と多様性を理解してもらう文化の授業を行いました。
アクティビティ班では運動会を通して、チームワークの大切さや協力することの大切さを実感してもらいました。
フェアウェルでは日本の文化を体験してもらいたいという思いから、折染めを行いました。
渡航経験者が1名しかいないという状況で、準備や経験の面で不安がありましたが、とても成果のある渡航にすることが出来ました。